
SDGsという考え方が普及したことで、DMOに対する注目度も上がっています。DMOとは、観光地域づくり法人のことで、地域の特色に基づいた観光地づくりをすることで、その地域の環境や、文化を破壊することなく、観光地として集客することができる、というものです。日本だけでなく、全世界的にDMOは注目されており、米国も注目しています。米国は特に人材育成に力を入れています。それはどのようなものなのでしょうか。
米国のDMOの人材育成は、短期集中型です。必修科目と、選択科目を修めるという、まるで大学のような研修を終えたあと、卒業論文を提出するという、これもまた大学のようなことをこなすことで、資格を与えられます。
DMOにおいては、リーダーシップが特に求められてています。社会的地位に関係なく、状況を変え、いい方向に持っていき、それに他人を巻き込めるようなスキルが必要とされています。DMOはそれまでのやり方を変えようとするものであるため、変革者としてのリーダーシップが求められるのは妥当だと言えるでしょう。
観光は他の業界にも影響を及ぼすような、重大な産業であるため、今後、環境を配慮した持続可能な観光が求められます。そのようなことを意識することが重要です。